|
(選挙期間中,仮設住宅の方の話を聴く阿部美紀子議員) | | |
12月議会に先だって,阿部美紀子議員の質問書を公開いたしました。
今回は,阿部美紀子議員の質問への須田町長の答弁内容です。
(以下の文章は,議員本人のメモによるものです。レイアウトは変更しています)
<質問1>女川原発の具体的な被害状態,またその修理状況。
町長答弁 ○全号機 ,安全に止まった。
→ 1号機。屋外重油貯蔵タンクが津波により倒壊
倒壊時貯蔵量600㎘
高圧電源版の焼損
○使用済み燃料プール水が飛散
3/13 ふきとりをした
○3/11 外部電源5回線のうち1回線のみ使用可
○4/7 外部電源5回線のうち1回線のみ使用可
○軽微な被害61件
そのうち31件修理完了
<質問2>女川復興のために,原発は漁業と共存できるのか? また原発は必要なのか?
町長答弁 ○これまでも漁業と原発は共存してきたしこれからも共存できる。
<質問3>これからのエネルギー政策として,原子力政策をどうすべきと考えるのか?
町長答弁 ○国の政策としてやっていく。
さて,町長は「町民の命と財産を守るのが行政の最大の役目」と発言していました。
そんなことは当たり前です。それをどうしたら実現できるのか?それこそが大切なのです。
残念ながら,町長には新たな展望を切り開く能力もなく,震災以前の地方と国の関係=国策や交付金頼みという考えしかないようです。
阿部美紀子議員は,先の記事で紹介した「東北電力の戸別訪問」に関係した質問もしました。
「東北電力のイベントに,共催となっているのは?」ということです。
町長は「今までやってきているし,子どもたちも楽しみにしているから」という答弁でした。
教育長が発言を求めて挙手しましたが,議長が町長を指名したとのことです。
閉会したあと,教育長と教育総務課長が阿部美紀子議員に「後援という依頼だったので承諾した」と説明したそうです。
閉会後というところがミソです。議事録に残らない訳ですから。。。。。
教育長らが言うとおり「後援」依頼だったとしたら,東北電力が勝手に「共催」とした訳です。暴力団がまいの手口です。教育委員会として厳重に抗議すべきですし,謝罪のチラシを全戸配布させる等の手段が必要です。
そうしたことで行政としての矜持を保つことをしないならば,女川町民全部が「なめられてる」ことになります。私たちは町民全体の名誉のために許すわけにはいきません。
議会は傍聴席が10席程度の仮庁舎で行われました。その傍聴席に「女川原子力発電所 地域総合事務所課長 大友康則氏」がおり,阿部美紀子議員に名刺を出して挨拶にきました。「ある意味を込めて」の挨拶なのでしょうか?
|
役に立たなかった「オフサイトセンター」2F。燕だけが出入りしていた(6月25日撮影) |